スピーカー関連の記事ににおいては100均アンプばかり使用をしているのでたまには自作アンプの話もしておこうと思う。アンプを自作すると聞くととても難しいような印象をうける。しかし自分で一から設計していくのなら難易度があがるが、たいていは回路図や設計図にしたがって部品を設置して組み立てていくプラモデルみたいなものである。
今回は過去に作成したオーディオ用のオペアンプNJM2073Dを使用した自作ステレオアンプのレポートをしようと思う。このアンプは別々に自分で部品を選んで作っているが、パワーアンプなどの工作キットがあれば、特に考えなくても説明書にしたがって作れるので、電子工作の初心者にもおすすめである。 仮にアンプは2073Dを使いBTL接続で回路を組んだステレオなオーディオアンプとなっている。
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アンプキットは秋月電子や共立エレショップなどで注文できる。仮に100円ショップのアンプで使われているICは今回使っているオペアンプの互換品(パチモン)だそうだ。 それではレポートにはいろう ブレッドボードを使用
ブレッドボードを使用して回路を組み立てている。ブレッドボードはだいぶまえに買ったけど、特に利用していなかったということもあり、なんとなく使用している。
ブレッドボードは普通にユニバーサル基盤で組み立てていくのとは違い、回路の把握が少しややこしいので(みかん魚は自分でどこに何を繋いでいるのかわからなくなった)、なれるのに時間がかかるかもしれない。
またブレッドボードは半田付けに比べ接合面に不安がある。 だが繋ぎ方を間違えてもすぐに修正ができ、半田付けを行う必要もないので結構はやく組み立てられた。
結構自由に作れる
自作アンプのメリット、というよりは醍醐味のようなものだが前の部品を使いまわしたり、またこの部品がないからとこれで代用しようといったことができることなど、自由度がかなり高いことにある。
アンプ自作でよく使用されるものはアルミケースだが、そうでなくてはならないということはなく。特に今回の自作アンプはオペアンプに寄せ集めのパーツを組み合わせて作ったようなものなので、安価ですぐ手に入る100均のケースを使用している。
見た目がわるいことやノイズがのりやすくなるなんていうデメリットがあるが、プラスチックなのでボリュームやRCAジャックなどのとりつけるための穴あけなどが楽にできるので、悪い選択でもないと思われる。
電源は9VのDCアダプタ使用するために、DCジャックを使っている。電源は厳密に音質を気にしなければ電化製品のDCアダプタを使用できる。
気にすべきことは電圧(V)と電流(A)でオペアンプの電源電圧範囲を確認しておくこと。仮にNJM2073Dはアルカリ乾電池一本でも動作できるので電源を乾電池に替えて携帯できるようにもできる。
アンプ自作もミニ四駆みたいなもの
以上のようにアンプ自作は結構自由にカスタマイズができる。またコンデンサにも種類があって、違うメーカーのものに替えることにより音が変えることもでき、他に電源で音が変わる、もしくはボリュームでも…といった具合に奥が深い。
またアンプにはD級アンプ(デジタルアンプ)や、真空管アンプと種類もあり、深入りするほど泥沼にはまっていくような楽しい分野なのでやってみてはいかがだろうか。 では今回はこれくらいにしておこう、それではまたの機会に…
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みかん魚

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