100円ショップのものでジャンクな音がでるレトロスピーカーを作ってみた
結構時間がかかってしまったが予告どおりスピーカーをつくったのでレポートをしておく。今回は外観にこだわっていろいろとやってはいるがあくまで百均スピーカー(魔改造)の音なので過度は期待はしないように。 あと自作するなら自己責任で、まぁ安物の寄せ集めなのでそんなに後悔とかはないと思うが
関連記事
とりあえず四角い箱を
とにかくスピーカーは箱型である必要がある(独断と偏見による判断)。くわえて今回はレトロスピーカーということで木製がいいだろうかとショップをさまよってみて、セリアで以下のような木製のインテリア用の収納家具を発見したのでこれをエンクロージャーにして開発を進めていこうと決める。
ニスを塗ってつやをだす
本当はこのままでもいいのだが、せっかくなのでなんとなく無駄な高級感が欲しかったのでニスを塗りこむ。ニスはダイソーでケヤキ色。
ただ塗りこむのではなく一度塗ったあとでヤスリやクレ…研磨剤を使用して磨いて、もう一度ニスを塗り、また磨き等を繰り返し、ある程度光沢がでるまで繰り返して仕あげる。
仮にこの塗装に結構時間をかけてしまっていることは内緒である。
スピーカーの (魔) 改造
このままだとタイトルが「 木製のインテリアにニスを塗ってみた 」 になってしまいそうなのでスピーカーの説明にはいる。上の写真みたらわかるとおもうが魔改造で最終的にはこうなる。しかもこれは有効な方法かどうか分からないという折り紙つきだ。やったね
105円のスピーカーの分解、改造
スピーカーは以下のものを使用している。これはだいぶ前に買ったものなので詳細は定かではないが、多分キャンドゥで購入したものだと思われる。 まぁこのスピーカーを分解してみると
このようなものがはいっている(赤黒のラインはあとでつけたやつ)。これをスピーカーユニットと言って、ここから音がでているのだが
磁石(ネオジム、フェライト)の使用
ネオジムとフェライト磁石とアイアンワッシャー、それにこれもキャン・ドゥやセリアに売っているヘッドフォンを分解していたら取れる金属の蓋?を用意。
それら(ワッシャー以外)をスピーカーユニットとともに以下のように取り付け(透明のフィルムみたいなのはセロテープ)接着剤で接着する
これはやらなくてもいいかもしれない。スピーカーユニットのコーン紙(黒い紙の部分)を切除しておく
糸ダンパーを張る
作った改造ユニットにフェライト磁石をひとつ取り付けるなりして少し高くして箱の四墨に置いていき
以下のように鉛筆でしるしをつけて
そこに小さな穴を開けてごく少のねじを締めていく
で閉めたねじに糸をくくりつけてそぞれつなぎながらピンと張っていく ( 最終段階の写真と結び方が違うのはこのあと何度か失敗してやり直したから。仮にどのように結び方でもあまり結果は変わらないと思う )
スピーカー(磁石付き)固定用のワッシャー
あとついでに木の真ん中くらいにワッシャーを取り付けておく
ミニフォーンステレオプラグの取り付け
一般的にオーディオプラグと呼ばれているものイヤホンにしろスピーカーにしろだいたいこれが使われている。 仮に今回は別のスピーカーに使われていたケーブルを使用
木箱背面に小さな穴を開けてそこにケーブルを通して玉結びをしてぬけないようにする
ケーブルとスピーカーの接続
ケーブルの先端部分はライターなどで軽くあぶり、一番は半田づけかそうでなければ圧着端子を使ったりするのがいいが、今回はねじって絡めたうえでセロハンテープで止めるだけにしている。 USBなどの電気ケーブルにも言えることだが、100円ショップで売っているケーブル類は全体的に細く強度がないので被服部を削るときはヤスリをつかうよりライターであぶったほうが有効である。 まぁ扱いはめんどくさいので初心者ならホームセンターで切り売りしてるようなケーブルの使用をおすすめする
振動版>の発泡スチロールのスライス
今回はスピーカーユニットから直接おとを出すのではなく、振動部に発泡スチロールを貼り付けて伝達振動でスチロールから音が出るようにする。こうすることにより通常よりも低い周波数の音がでるようになる。要はスピーカーユニットの周波数特性そのものを変化させることができる。
自作スチロールカッターの使用
で振動版はなるべく薄くしたいので上記の道具を使うこれはスチロールカッターを自作したものになる。写真に写っている通りDCアダプターのジャックがありそこにさすとピンと張られたニクロム線に電気が通り熱をだす。
でスチロールを合板に接地して水平にニクロム線側に滑らせれば
このようにスチロールをスライスできる。あとは木箱に納まるようにカッターで切っていく
かりにこの道具電源を入れるとニクロム線が伸びるのでペンチとドライバーでニクロム線をピント張りなおさないといけない。
総合的にみると以下の道具は使いづらいどころか使用すること事態をおすすめしないのでご注意されたし。
仕上げとか
スチロール振動板をのせる
あとはこの状態から上に発泡スチロールを乗せればいい。 その際SPユニットの銀色のところにスポンジゴムなど(防音用スキマテープと称して売っている)を乗っけて
スチロールには糸とスポンジゴムに接着するするように糊を塗っておく あとは表の蓋を作って終わりである。
スピーカーボックスの蓋の作成
こういうのが売っているので
このように加工する。仮にあける穴の大きさによってスピーカーからでる低音の大きさに左右されるので、これと四つの小さな穴(たぶんバッフル穴)を追加して調整している。 あとは木箱と同じ要領でニス塗り塗りして、 貼り付けしたりとかしていけば…
このように完成品になる。仮に表面には黒くて薄い布と網戸のアミを組み合わせたものを貼ってある。あとやっぱりニス塗りに時間がかかったのは内緒。 次の記事 評価編 それではまたの機会に…

みかん魚

最新記事 by みかん魚 (全て見る)
- 100均のものでギターのピックアップを作ってみた(シングルコイル方式) - 2015/05/20
- 「チープトイ塗装」なんとなく動画紹介 - 2015/04/02
- 100円ショップダイソーのブザー付きLEDライト - 2015/03/20
セロハンテープより絶縁テープのほうがいいですヨ。