- 100均にあるハンダ付けされた部品を取り外すために使う道具 -
こちらの道具はハンダごてで溶かしたハンダをピストンの要領で吸い上げる道具で、言ってしまえば分解厨にとってみればプラスドライバーと同じくらい良く使う道具になる。
ジャンク品や100円の電子機器から電子部品はだいたいがハンダ付けされていることが大半なために部品を抜き取りたい場合には必ずといっていいほど必要なものである。
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そんな吸い取りポンプが100円ショップのダイソーにて210円で販売されていたのを見つけたのでレビューしてみる。
仮にパーツの取り付け位置を間違ってハンダ付けしてしまった場合にも使われるが、この吸い取りポンプだけでは不十分な場合が多く完全にハンダを除去したいのなら仕上げにハンダ吸い取り線を利用する場合が多い。(持っているけど行方不明のために写真を用意できず)
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関連記事 ダイソーに売ってるハンダこて台 それではレビューを始めよう。
ハンダ付け入門には最適な道具
製品説明に多少の技術と慣れが必要で、繰り返ししてから使おうと書いてあるとおり、最初のうちは上手く扱えない可能性がある。ただハンダ付けになれるための練習にはうってつけの道具で、電子工作の初心者にはおすすめだ。
あとどうやら六角レンチを使えば分解することができるらしく、半田が詰まってしまった場合など掃除が必要な場合にはありがたい仕様である。(ただしホームセンターに売られているものよりもめんどくさいかもしれない)
吸い取りポンプの使い方
必要なものは吸い取りポンプ以外にハンダごてにハンダ、あとハンダこて台やこて先をふき取るためのスポンジなどが必要で
またなんでもいいので基盤を用意。写真のものはPCスピーカーを分解して取り出したオーディオアンプの基盤である。仮にしばらく自作スピーカー(100均制)の実験用に使っていたらオペアンプが壊れてしまったらしく音が鳴らなくなった。
セッターを押し込む
とりあえず頭のほうにあるセッター?(説明書にそう書いてある)をカチッっと音がなるまで押し込む。また吸い上げたハンダのかすをはきだす役割もあるので、ハンダを吸い上げたあとに再度押し込むときは半田を捨てるためのゴミ箱を用意しておくとよい
基盤を裏面にむけてハンダが盛り上がって団子になっているところに
小手先を当てて半田を溶かし
溶けきったのを確認したら吸い取りポンプを近づけて横についているボタンを押してハンダを吸い上げる
まだハンダが吸いきれていないのならセッターを押し込むところから繰り返し以上の手順を踏むとよい。仮に部品取りが目的なら完全にハンダを取り去る必要はなく、ある程度吸い取ったら半田ごてを接点の針金に直接のせて押し込んで落とすようにして外してしまってもよい。
以上のことを繰り返していれば大体半田ごての扱いにはある程度は慣れてくるのではないだろうか。
まとめ
半田ごてを握らなくても電子工作はできるが、半田ごてを使用するときと比べるとできることは大きく制限されてしまう。まぁ義務教育で半田ごての使い方を教えてもらうと思うので使ったことがないというのはあんまりないだろうと思うが。
ここではスピーカーやマイクの製作からカメラの改造までいろいろと書いてきたが、ここに書かれていることは実はまだほんの一部で入り口に触れたぐらいにすぎない。 もし興味があるのならもっと深入りしてみるのもいいかもしれない。
と無計画に壮大なフラグを立てて今回はここまでにしておこう
関連:【改造】200円でUSB電源(電池不要)なミニルーター(ドリル)を作ってみた【ダイソーの電動字消し】
それではまたの機会に…

みかん魚

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