2000円くらいでミラーレス一眼みたいなレンズ交換式カメラを作ってみた

- 一眼レフみたいにレンズが交換できるトイミラーレスPCカメラ - pctoycamera01.jpg

 ミラーレス一眼を使ってみたいが高いので買うのを躊躇してしまう。またデジタル一眼レフみたいに高品質じゃなくていいから安くレンズが交換できるカメラが欲しいなどと考えている。もしかしたらそんな願いも叶えられるかもしれないそんな工作。

 前回に紹介したエレコムのパソコン上で使用できるWEBカメラを改造したカメラがとりあえずできたのでそのレポートをしてみる。実際にはPCカメラ以外にいろいろ付け足されていたりするが、そんな細かいことは気にせずに読むといい。

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 この改造は以前に作った改造OGOB-01ハイスピードカメラでやったことと同じような改造方法であるが、それらの改造カメラの中ではもっとも安く製作することができる。

この改造法はミラーレス一眼のようになるのでこのミラーレス化とでも呼ぶことにしよう。 仮にコンデジでこの改造を行う場合は光学ズームがついていないものを選ぶといい

 少し危険な作業もあるのでやってみようかと思うのであれば、くれぐれも自己責任でおこうなうこと。 なおこの改造はエレコムのUSBカメラでなくてもロジクール(logicool)でもバッファロー(buffalo)でもマニュアルフォーカスのもの(オートフォーカスは不可)なら改造は可能だ。

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それではレポートを始めよう

前回の記事 改造のために家電量販店で買ったELECOMのWEBカメラ

安価なレンズ交換式カメラ

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カメラはいたってシンプルでレンズの部分をネジを回す要領でピントを合わすことができ(マニュアルフォーカス)

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また脱着可能である。

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 そこまでだと実はあんまり改造前と変わっていないような気もするが最大の違い自作したレンズをPCカメラで使えるようになることだ。塩ビ管のねじ込み式の継手を使用してルーペでも双眼鏡からでもレンズのついたものであればいくらでもカメラ用のレンズにすることができる。

レンズに関する話は次回に記事になるが、はやい話古いカメラや使わなくなった双眼鏡などガラクタ同然だったものを再び新しい形で再利用できるなんていうすばらしいものだったりもする。

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仮に三脚もカメラと一体になっているのではなく下にカメラネジを取り付けていて着脱可能である。三脚はセリアに売っていたもの

簡単な製作過程

PCカメラの分解

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なにごとも改造厨は分解から事を始める

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分解のさい気になったことはネジが特殊な六角ネジだったことだ。なのでネジをはずすときは精密な六角レンチを使用した。

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中身は写真のように基盤とねじ込み式のレンズとなっており、実は改造後と構造的にはいっしょである。じゃあこれを使えばいいんじゃないかなんて思うかもしれないが(流石に思わないかな)ネジの代用品がみつからないのでネジで固定されている黒いプラスチックネジはずしてしまう。

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仮に真ん中の素子部分は傷つけないように慎重に扱うこと。そうしないと前の改造カメラのように汚れだらけの写真写りになる

塩ビ管のねじ込み式の継手を加工する

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 塩ビ管の継ぎ手はホームセンターの資材置き場の塩ビ管が置いてあるところに大体あると思う。

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継ぎ手ははめ込む方とはめられる方とがありそれぞれ加工していく

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加工といってもパイプカッター(塩ビ管カッター)で余分な部分をちょん切って、切断面をヤスリにかけてきれいにするだけだが

PCカメラのレンズを塩ビ管にはめ込む

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取り外しておいたPCカメラのレンズを加工したパイプにはめ込んでおく。

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あつみが足りなければコピー紙でもなんでもレンズの周りに巻いておいてパイプの内円にぴったりはまるように調整しておく

パイプとカメラ基盤を接着する

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 基盤とパイプの継手を接着する。気をつけることはカメラ素子を内円の中心にくるように設置すること。確実に調整したいなら作っておいたレンズパイプをあらかじめはめておき、USBに接続して直接確認しながら位置を調整するといい。

仮に接着にはグルーガンでホットボンドを使用している。ホットボンドなら固まるまでに少し余裕があるのでその間に微妙な位置の調整が比較的楽にできる。

ケースに入れる

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ボンドがある程度固まったらカメラをケースの中に設置をして、接着する。

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 仮にケースは察しがよければすぐにわかるだろうが、セリアとかでよくみる箱型スピーカーの外側の部分である。カメラといえば黒なので(ちゃんと理由もある)黒い方を選んだが、売っていた100円ショップでは黒色は不人気なのかほとんど置いていなかった。今回は中身のスピーカーユニットは使わないが、たぶん別の記事で使うだろう。

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このケースを使った理由はネジ穴とスピーカーの穴がちょうどおなじくらいだったことと、見栄えがトイカメラっぽくなるからだ。

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 接着はパイプとスピーカーの穴の周りの接地面に瞬間接着剤を使用している。 補足情報としてカメラネジはだいぶ前に分解したWEBカメラから取ったものを使用している。

基本的にはコンデジにしろフィルムにしろカメラからとることができるが形が様々でケースバイケースなで省略しておく。 あとは裏蓋にUSBケーブルが通るように穴をあけて、蓋を閉めれば完成である。

エレコムの直販サイト 105円コーナーがおすすめ

動作確認

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カメラが完成したら、とりあえず動作確認をしておく。せっかく作っても動かなければカメラのような何かなので必要な作業である。といってもレンズが改造前といっしょなので写りも前回と同じように写る。逆に同じように写らなければどこかおかしいと考えた方がいいだろう。

上記の画像は改造後にあらためて撮影したものでソフトウェアはエレコムの公式のソフト(フリー)を使用している。 これでカメラ改造は終わりだが、最後にもう一度このカメラのメリットをおさらいして終わりにしよう。

レンズが交換でき、自作したレンズを使用できる

 このミラーレス化改造の第一の目的は自作したレンズを手軽に使用できるようにすることだ。カメラのレンズはもちろん虫眼鏡や双眼鏡など通常カメラのレンズにしないものも使用できる。もちろんレンズ側もひと手間自作するひつようがあるのだが、いろいろ試すことができるのがひとつの醍醐味かもしれない。

一応WEBカメラなのでライブチャットやニコ生にも使用できる

 元はLIVEカメラなのであたりまえだが普通にニコ生でもスカイプでも普通に使用できる。ただ元のカメラの仕様で最高画質にすれば1600×900のHD以上の解像度にできるが、カクカクになるので実用的な使用や動画の録画目的なら設定はVGA(640×480)で使用することをおすすめする。

安いので気楽に使える

 安いというメンタリティはけっこう大きくて、特に何か新しいリスキーなことに使用する場合でも何の気概なく酷使できる。やってみたいことがあるが高いカメラでは躊躇するが、元が安いなら壊れても問題ないと思えるので何かしらの実験に使用するにはにはとてもメリットのあるカメラだ。


と今回はこのくらいにしておこう。次回はこのカメラを使った自作レンズの製作をやっていこうとおもうので楽しみに待ってもらうとありがたい。

それでは、またの機会に…

次の記事 100均や身の回りのものでトイレンズを作ってみた


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みかん魚

みかん魚

みかん魚は仄暗い水の底から這い上がってきたインスマス面の魚っぽい人、ポ○ョじゃないよ。好きな食べ物はサーモンのお刺身。あとここの管理人です。

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