とっても簡単!音素材づくりに100円ショップのもので特殊なマイクを作ってみた

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以前にwm61a(ECM)を使ったコンデンサマイクを自作したが、今回はまたそれとは違った特殊なマイクを作ったのでレポートしたいと思う。

100円ショップにはいろいろなものがあるが、え、これはマイクなの?と思う人もいるかもしれない。写真に写っている丸っこいものは圧電素子(ピエゾ素子)といわれるものだ。

本来は警報機や時計のアラームのブザーとして使用され、電子部品屋によく販売されているものであるが、実は圧電素子は特殊な用途のマイクとしても活用することができる。

実用されている例としてはギター(エレキに限らない)のピックアップとして活用されている例がある。

使い方は至って簡単、前に紹介したどこでもスピーカーと同じ要領で、ピエゾ素子を音が良く響く固体にくっつけて使用する。 見た目のお粗末さとは裏腹にノイズが少なく、振動を直に感知するタイプなので音を良く拾う。

105円とちょっとの安い買い物でコスト以上のパフォーマンスを発揮する(というよりいろいろ楽しいことができる)のでわりとおすすめできる一品である。

 ギターの録音にピックアップの代用として使われること以外にも効果音(SE)やサンプラーの音ネタづくりにはいい。

とにかく物体の振動を直に拾うことができるので打楽器や弦楽器だけでなく、金属の水道管に流れる水の音などの耳を引っ付ければ聞こえてくるような新鮮な音を期待できるだろう。

またピエゾ素子は100円ショップでも簡単に入手することができ、作り方も今までの電子工作のなかでははるかに簡単な部類ですぐできるので、初心者であっても興味があればやってみてもいいかもしれない(ただし自己責任で)

ではレポートを始めよう

100均のストップウォッチから圧電素子を抜き取る

一石二鳥でお得な分解

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主にダイソーではストップウォッチを安く入手でき、そのストップウォッチからピエゾ素子を抜き取ることができる。しかも抜き取ったあとでもストップウォッチを使うことができるので105円でピエゾ素子とストップウォッチをが可能だ。ちょっとしたお得感にひたれるだろう。

仮にこの圧電素子はストップウォッチ以外では警報器用のブザーなどからも抜き取れる

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裏のネジをはずす

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ストップウォッチを裏に向けると電池のふたを開ける、のではなく三箇所固定してあるネジを小型のプラスドライバーではずす。

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蓋をあけると上記の写真のようになっている。ボタンが取れてしまうこともあるがあとでもどせるので

 

押しピンで押し出す

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気にせずに固定されている素子を引き剥がす。はずす方法はいろいろ考えられるが、みかん魚はカバー裏側の小さなあなから押しピンで針を通して強く押し込むこと素子をはずした

余分なものははずす

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素子以外にねずみ色の電子部品がひっついているが。この部分はいらないので切断してしまう。あと黒いリード線は利用しようと思わないのであれば、いらないのではずしてもいいかもしれない。

音無しだが使えるストップウォッチ

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ストップウォッチは圧電素子以外を元にも戻せば普通に使うことができる。ただ音がまったくでなくなるので注意しておこう

アラームを切る方法(物理)

みかん魚は最初マイクを作るためにピエゾ素子をとったのではなく、このストップウォッチは一時間ごとにアラームがなって非常にうっとおしかったのでアラームを切る(物理)目的でストップウォッチを分解している。

少々乱暴な手段であるが、音をでなくする目的なら有効な手段なので覚えておくといいかもしれない。

ピエゾマイク自作

 ピエゾ素子を利用したマイクを自作する。といってもやることはピエゾ素子とフォーンプラグをケーブルでつないで半田付けするだけだ。

RCAケーブルのケーブルだけ使用

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ケーブルはRCAケーブルをちょん切って黒いケーブル部分だけを使用する。これを使えとみかん魚の中の改造厨がささやいているので仕方がない。

もっとちゃんとしたものを使いたいのであれば2軸のオーディオ用やPA用のケーブルなんかがあるのでそちらを使ってもいいだろう。

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いつものミニプラグ

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プラグはこの自作用のモノラルのミニプラグを使用。このオーディオプラグはわりと使用頻度が多いので他の自作のときにもよく使うかもしれない。

またちゃんとしたものがいいのならギターケーブルで良く使われるミニじゃないモノラルフォーンプラグの使用をおすすめする。

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プラグとケーブルをつなぐ

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まずRCAのプラグの部分を切断

 

被覆剥き

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次にケーブルの被覆だけをぬきとるように剥いで銅線をむき出しにする。このような被覆剥きをするときは電装圧着工具というものを使えば簡単にできる。

この工具はホームセンターに半田ごてや圧着端子をおいている場所にだいたい一緒においていて、なるべく安く手に入れたいなら大きめのダイソーの工具置き場にあるかもしれない。

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被覆を剥がしたら中にある赤い部分とそれ以外の銅線を分けておく。といってもこれはRCAケーブルを使った場合であってそれ以外のケーブルの場合は参考にならないかもしれない

 

プラグにケーブルを通して半田付け

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プラグとケーブルをつなげる前にプラグのカバーを先に通しておこう。  ケーブルを皮を引ん剥いたら、次はプラグの穴に入れていく。ケーブルを穴に入れたら次は半田ごてで半田付けを行う。みかん魚はあんまり半田付けはうまくないのでもりもりはんだが乗っているが、最小限できれいに半田をつけよう。半田付けが終わったら余分に飛び出した銅線は切り取っておく

最後にプラグにカバーをかぶせればプラグの方は完成

圧電端子にケーブルを半田付け

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 ケーブルはプラグのときと同じ要領で切断、被覆剥きを行い、圧着端子とケーブルに半田付けをして接着する。ケーブルの向きだが圧着端子の金属の部分がグランド(GND)【電流が出て行く方】なので束ねたほうを。白い部分に赤い端子(電流が流れ込む方)をおこなえばいい。 といっても逆に接続しても位相が逆になるだけなので普通に動作はする。

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これでピエゾマイクの完成になる。圧電素子とケーブルの接続がむき出しなのでタッチノイズに若干不安があるのならば。接続部分にシールド用にテープか何かを巻いておくといいかもしれない。

ピエゾマイクを試してみる

ステレオフォーン変換プラグで代用

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 今回はオーディオインターフェースからラインから直接録音する。プラグはミニプラグだが、使用しているオーディオインターフェースはモノラルフォーン(でかいほう)での入力なので普通ならつなげられないが、写真のような変換プラグがあるのでこちらを使用する。

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この変換プラグはステレオ用だが、モノラルで使用する分には特に問題ない。変換プラグは安物のヘッドフォンを買ったときにいっしょについていたり、電気屋にも売っている。またこんなものにお金をかけられないというのであれば100円ショップ(ダイソーにはあった)に売っているので探してみるといいだろう

ピアノ線ギターもどきで録音と編集

今回録音に使用しているものは木製の板に使用しているマイクは細いピアノ線をネジで固定してピンとはったものを使用する。要は自作ギターなのだが、これはちょっと写真を用意できなかった(お粗末なもの的な意味で)ので先に謝ったうえでご了承いただきたい。しかしその楽器を使ったお試しの録音データがあるのでそちらを参考いただこう。

その1

その2

何か呪われそうな音サンプルだがPC上でエフェクターを通したものを二つ用意している。一応擬似ギターっぽいなにかなのでエフェクターで音歪ませたりといろいろいじったりしている(だってそのままの音だとつまらないもの) どのように編集しているのか?とか 具体的なマイクの使い方とかいろいろと疑問もあるだろうがそれは後に追々書いていくことにしよう。

今回はお試しという形をとったが、次回はマイクを実際に使用してみた際のレポートや結果を書いていこうと思うので楽しみに待っていただけるとありがたい。

次の記事 100円ショップのギターを無理やりエレキ化してみた

それでは今回はここまでにしておこう。 それではまたの機会に…


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みかん魚

みかん魚

みかん魚は仄暗い水の底から這い上がってきたインスマス面の魚っぽい人、ポ○ョじゃないよ。好きな食べ物はサーモンのお刺身。あとここの管理人です。

とっても簡単!音素材づくりに100円ショップのもので特殊なマイクを作ってみた」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    マネして100均のストップウォッチ利用のピエゾマイクを作ってみました。
    圧電素子中央の白い部分にハンダが上手くのらなくて汚いハンダ付けになりましたが
    ウクレレに貼付けてアンプに通し、音を出してみるとちゃんと鳴ってくれました。
    おもしろいレポート記事を書いてくれてありがとう。
    今度はオーディオセレクタも作ってみようかな…

    返信

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