このブログや緑のブログなどを製作するとき、本サーバーではなくテストサーバーで構築してから移している。そのテストサーバーは以前ラズベリーパイを利用していると話していたが、ラズベリーパイのマシンスペックではさすがに処理が重すぎてまともに使うにはそろそろ限界だと考えていた。
実は途中から最近利用頻度が減っているEVO 3DをWEBサーバー化していろいろ試したりしている。なおEVO 3DをWEBサーバーした使い勝手としては、さすがにラズベリーパイよりもスペックがいいからなのか格段に応答速度がよくなり、快適に構築ができるようになった。
関連記事 ラズベリーパイでテスト用のWEBサーバーを構築してみる
今回はAndroiudスマホをテストサーバー化したさいに使用したandroidアプリ”KSWEB”についてのレビューをやっていきたいと思う。
KSWEB – Google Play の Android アプリ
なおこちらは無料ではなく試用期間が設けられていて、あとで課金するタイプのアプリだ。現状は不明だがみかん魚が課金したときは500円以下で買えたので安い買い物だったと思うし、下手に無料にして怪しげな広告やスクリプトをはしらせられるよりは信頼もできる。
ではレポートをはじめよう。
AndroidをWEBサーバー化するためのアプリ
このKSWEB WEBはlighttpdなどのWEBサーバーソフトからMYSQL、PHPやFTPにいたるまでアンドロイドをサーバー化するために必用なものをまとめて簡単にインストールから起動、管理までをできるようにしたサーバー化アプリだ。
おそらく自力でandroidにwebサーバーを構築しようと思えば、Linuxのようにターミナルを開いてコマンドを入力してダウンロードからインストールなどといったややこしい作業が必要になるのだろうが、このアプリを使えばその工程もすべて省略できる。
起動方法
サーバーの起動はアプリを起動するだけでいいのだが
エラーがでてよく失敗するので
画面上の×をタップして成功するまで起動を繰り返せばいい
IPを固定しておく
wifi接続の設定はDHCPではなく静的にしておかないとサイトを置いたときにアドレスが変わって正常に表示されなくなる恐れがあるので
IP設定は静的にしてIPアドレスを指定して固定しておく
ローカルホストに接続
WEBサーバーが正常に起動できていれば、LAN内に繋がれた端末からKSWEBのアプリのトップ画面のアドレスをタップすれば上記のようなページにはいれる。
こちらはandroidの画面、なおandroidスマホは普通ならローカルホストやローカルサーバーにアドレスを入力してもブラウザからアクセスできないようになっているのだが、
上記のように192,168 ~:8080といった具合にポート番号がアドレスに付加されてアクセスできるようになっている。どういった理屈かは不明だがラズベリーパイのWEBサーバーのときとは違い手持ちのどの端末からでも閲覧できるようになったのでとても助かっている
phpMyadminのインストール
また標準だとphpMyadminはインストールされていないのだが、toolsからインストールすることができる。
インストールがうまくいっていれば、画面アプリトップのアドレスのlocalhostをスマホのIPアドレスに差し替えてアクセスすればphpmyadminに接続できる。
Ftpサーバーに接続
またFTPサーバーも利用できるので外部からアンドロイド内の指定されたフォルダの編集が可能である。
なお操作が可能がフォルダはSDカード内に”htdocs”というフォルダが作られていて、ラズパイのWEBサーバーのときと同じ要領でwordpressをほうりこんでやれば動かすことも可能だ。
テストサーバーとして利用中
というわけでEVO 3Dはふたつのサイト用のテストサーバーとして利用している。使い勝手は前述どおりかなりよくて、重宝している。
まぁ実物のサーバーと若干挙動が異なったりすることもあるのだが、それを差し引いてもかなり使い勝手がよく、少なくともラズパイのときよりも効率よく製作が進められるのでテスト環境構築にはおすすめの方法である。
というわけで今回はここまで、
それでは、またの機会に…

みかん魚

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